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水中カメラマンはらだま、八幡野の海へ

第１回　「撮るものがない、なんて、ない！！」

みなさん、はじめまして。カメラマンの原田雅章と申します。
ひょんな縁で「UMISUKI」HP内で八幡野の水中世界を紹介させていただくこととなりました。

潜って思ったこと、撮影のコツなど、写真と一緒に紹介していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

さて、記念すべき第1回目は「フトヤギ」です。
地味?と思った方も多いでしょうが、写真を見て下さい。
ね、結構キレイでしょ？

普通のダイビングなら絶対に素通りですよね？
間違っても福田くんや川崎くんに「フトヤギが撮りたい」とリクエストするお客さんはいないでしょう…。
僕も取材ならリクエストしません、きっと。

どうしてもダイビング、特にフォト派の人は自分が撮ったことのない生き物、珍しい生き物に目が行きがち。
確かに珍しい生き物は僕も見たい。写真に撮りたい。
でもそう毎回珍しいものがいる訳もなく、透明度だったり、台風後だったりで海況は変化しますよね？

じゃあ、そんな時どうするか。ズバリ「撮らない」、じゃなくて「いつもいるものを撮る!!」です。
はっきり言って普段は見過ごしてしまう生き物たちも、よく観察してみると、とっても美しいんです!!
このフトヤギだってこんなにキレイなんです。

このときは、ニコンの60ミリマイクロレンズを使用してほぼ最短撮影距離まで寄って撮影しています。
絞りをコントロールして、ピントの合う範囲を狭くして、フワッとボケを強調し、ストロボを左右から発光させて
影を薄くし、全体的に色のトーンを統一させました。

こんな風に少し視点を変えてみると、フシギな楽しい写真が撮れますよ。

※画像をクリックすると写真が拡大します

被写体：フトヤギ
撮影場所：八幡野ビーチ
水深：10ｍ

原田雅章オフィシャルサイト

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