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水中カメラマンはらだま、八幡野の海へ |
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第8回 「ストロボは使うな!!」 |
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えっと、イキナリの強い口調のタイトルとなりましたが、ま、気楽に読んでくださいね。
皮肉なことに台風のおかげか、最近は透明度がかなり良くなってきていますね!
台風の運んで来た潮によって、南の海にいる生き物が八幡野の海に次々とやってきて、
お客さん以上に福ちゃんや川崎くんが水中でコーフンする姿が容易に想像できます。
みなさんもデジカメを持って楽しく潜っていることでしょう。
しかし!みなさんカメラを構えてマクロ生物ばかりに気を取られて透明度の良さ、
ワイド向きの生き物のことを忘れていませんか?
こんな時期こそワイドレンズが活躍する時です。
ゼヒゼヒワイドレンズで素晴らしい写真を撮ってください!!
さて、今回の写真はガイドロープに長いこと住み着いているミカヅキツバメウオです。
台風にもダイバーのフラッシュにも耐え、格好のモデルとなってくれています。
このときは、比較的透明度もよく、なんとかワイドで撮りたいな、と思いました。
セットしたのはフィッシュアイレンズ。
他のダイバーがいなくなってからゆっくりと被写体に近づいていきます。
それまで他のダイバーが撮っているのを見ていたら、追っかけられても、
最後には元の場所に戻って来るようなので、その岩の下に潜り込み、魚が戻って来るのを待ちました。
ジッと待っていると案の定、ミカヅキツバメウオが戻ってきます。そして見上げた先には明るく青い水面が。
そこで一考。
「これはシルエットでいこう」と。
ストロボをオフにして縦位置で構え、画面の下の方に被写体を入れて水面が多く入るように構図を決めます。
まずは数コマカシャカシャ。ありゃ、水深が浅いと、ノーストロボでも意外とキレイに写っちゃうんですね…。
改めて露出をマイナスにして撮影。
で、できたのがこれです。
※画像をクリックすると大きく表示されます
水中写真は色を再現するために、基本的にストロボは毎回発光させるものですが、
今回はあえて被写体のカタチや背景のキレイさを出すのに、ノーストロボにしてみました。
いかがでしょうか?
撮影データ NikonD200+Sea&SeaDX200,Nikon10.5ミリF2.8
f7.1 絞り優先オート ?1.0補正 |
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